【期間】2026年2月20日(金)~ 24日(火)※会期を延長しました
【時間】12:00~18:00
【会場】本づくりハウス 〒162-0814 東京都新宿区新小川町5-9 クラフト孝和1F
【入場料】1000円
この展示会の収益はAK Renaissance Pbの8ポイント活字製作のために活用いたします。
イベント趣旨
本展は、ルネサンス期の奇妙な恋の物語として知られる『ポリフィーロの夢』英語版の一節を、21
世紀に誕生した新欧文金属活字 AK Renaissance Pb によって黒一色で刷り、その冒頭の頭文字
「N」を文字アーティストが手作業で彩るという構成で展開します。活版印刷による均質で静かな
文字の列と、そこに重ねられる装飾文字の表情は、初期印刷本において活字とイルミネーション
が共存していた時代の制作環境を現代に引き寄せます。活字による複製性と、人の手がもたらす個
別性が一枚の紙面上で交錯することで、文字は単なる情報から視覚表現へと転じます。本展示で
用いられている台紙は、嘉瑞工房の高岡昌生が AK Renaissance Pb を用いて組版・印刷を行っ
ています。タイポグラフィとカリグラフィという異なる領域が対話する本企画は、デジタルが前提
となった現在の制作環境において、文字表現の物理性と造形性をあらためて問い直す試みです。会
場内の築地活字ブースでは、AK Renaissance Pb の活字を含む関連物販も行います。
出品者:河南美和子、三戸美奈子、清水裕子、下田恵子、白谷泉、立野竜一、長嶋泰子、
乗松清馬、橋口恵美子、深谷友紀子、星幸恵、李家裕子
(特別招待)ミュリエル・ガチーニ、ヨアヒム・ミュラー゠ランセイ、鳥海修
(参考出品)沙羅

AK Renaissance Pb について
AK Renaissance Pb は、タイプディレクター小林章が書体デザインを担当し、築地活字から
2025年3月に発売された欧文金属活字です。日本では母型製作が行われていない現状のなか、本
書体の鋳造を担当する小宮和貴が台湾の日星鑄字行に相談したことをきっかけに、同社の張介冠
が母型の製作を引き受ける体制が整いました。小林による書体設計と、張・小宮・築地活字との
継続的なやり取りを経て、16ポイントサイズの活字が完成しています。金属活字の製作基盤が失
われつつある日本において、国内外の専門家の協働により成立した本書体は、現在の印刷環境に
おける金属活字の可能性を具体的に示す存在となっています。
展示内容、取材に関するお問い合わせは、嘉瑞工房 高岡(kazui@gc4.so-net.ne.jp)まで。
なお、取材対応は 2月20日(金)のみ とさせていただきます。
・会場内では築地活字の販売コーナーがあります。
主催:嘉瑞工房 →Facebook
協賛:竹尾 東京平版
小林章さんのブログ→「タイプディレクターの眼」
※今回のイベント期間中は美篶堂も販売営業しております。

